便秘薬とは、単純に言えば「下剤」です。 
出なくなった便を強制的に排出させようと働くもので、作用のしかたによって「刺激性下剤」と「機械性下剤」の大きくふたつの種類に分けられます。
「刺激性下剤」とは、直接腸に刺激を与えてぜんどう運動をさせるタイプです。
一方「機械性下剤」とは、便に作用して、便に水分などを与えてカサを増やしたり、軟らかくして排便を促すタイプです。
便秘の初期に使う場合は、「機械性下剤」を使ったほうが刺激も少なく、クセになりにくいと言われています。
また、この2種の下剤の中でも、使われている薬剤や特性により細かく分類されています。
1 刺激性下剤
 小腸狙撃性下剤
  小腸に刺激を与えるタイプです。結腸刺激性の下剤に比べると副作用が少ないとされています。ひまし油、オリーブオイルなどが含まれています。
 結腸刺激性下剤
  大腸(結腸)に直接刺激を与えることで、排出を促します。市販の下剤のほとんどを占めるのがこのタイプです。直接刺激なので、始めは効果は高いですが、クセになり、腸の機能を低下させる恐れがあります。
2 機械性下剤
 塩類下剤(えんるいげざい)
  便から水分が失われるのを防ぎ、便を軟らかくして排出を促します。腸を刺激しないので、副作用が少ないと言われています。腎臓に障害がある人は、注意が必要です。
 糖類下剤(とうるいげざい)
  腸内の水分を増やして便を軟らかくするものです。糖類を主成分として副作用も少なく、子供の便秘にも使われます。
 膨張性下剤
  寒天などの成分を使い、水分を吸収して便のカサを増やして柔らかくします。腸内の内容物が少なすぎて便意を感じないなどの場合に適しています。