排便作用とも関係の強い、副交感神経は夜の時間帯に活動を活発にさせます。
1日の終わり、夕方から夜にかけて、交換神経の働きは次第に低下します。
そして、かわりに副交感神経の働きが高まってくるわけです。
夜の間、腸内では胃液の分泌が活発になり、一方、腸のぜん動運動は弱くなります。
腸はそんな時間に、胃液分泌をさかんにして何をしているのかというと、体内のお掃除をしているのです。
睡眠中は、モチリンというホルモン(体内の動きを調節する働き)が周期的に放出され、腸内の内容物をゆっくりと肛門のほうへ送り出していきます。
その間、消化酵素や、消化管ホルモンの分泌もさかんになります。
胃腸は夜の間に、消化器官の隅ずみまできれいに掃除して、翌日の排便と朝食の準備を整えるのです。
この働きをつかさどるのが、自律神経とホルモン作用なのです。
毎晩繰り返されるこの運動は、腸内が空っぽにならないと充分機能できません。就寝後は、昼とは違うリズムがありますので、そのリズムを乱さないようにしましょう。
就寝前に何か食べると、翌朝お腹が重いような気分が残りますが、これは、実際に内容物が残っている訳ではなく、胃腸がいつもより余計に動かなくてはいけなくなるので、負担がかかるためです。
夜食いは、ダイエットの大敵でもあります。